SGK通信2007-07(プラスマガジン情報)

数学と社会の架け橋
色々な分野に数学が使われているのを見るのは大変興味深い.
SGK通信ex06で紹介したMMP_plusの論文など3篇紹介しよう.[これら3篇の詳細は最下行に表示されているpdfファイル(3つ)を開いてご覧ください.この種の論文の配信ご希望はSGKmagazine@gmail.comへご連絡下さい]
■movies
ジェラシックパーク,ロードオブザリングズなど本物そっくりの映画やゲームの世界をつくる3次元映像は数学を使って実現される.光線追跡,事前計算放射輝度伝搬,ラジオシティが,本物そっくりのライティングをリアルタイムで可能にする.3次元の物体回転のグラフィックスではHamiltonの4元数が活躍している.
■buildings
Foster+パートナーグループが,ロンドンシティホール,ガーキン(巨大なきゅうり形)などのランドマークを建設している.環境に影響を与える気流や,内部の反響や,エネルギー効率をシミュレーションする.形状を関数で表現するパラメータモデルが形状の探索に使われる.また曲面でできている外形を平面で作るために,表面の分割に幾何学が使われる.
■memory
πの記憶のギネス記録は,原口氏が2006年に達成した100000桁です.語呂合わせの記憶法では日本人は圧倒的に有利です.数の記憶のメカニズムを解説しています.
plus42_movies.pdf
plus42_buildings.pdf
plus31_remember.pdf