お知らせ

❖❖❖ 日本数学協会 Zoom講義 ❖❖❖

 『 和算書の楽しみ 』  第二弾 開催決定!

 

菅原 邦雄 氏(大阪教育大学名誉教授)の講義を5月から開催いたします。

本講義の開催は、月1回、全5回を予定しています。

講義1の申込み → https://peatix.com/event/3916634/view

 

【テーマ】 『 和算書の楽しみ Ⅱ 』

『大全塵劫記』の前半は、そろばん計算と各種問題が扱われていました。

問題・解答・術(解を求める式)の順で述べられていましたが、式を求める手順は書かれていませんでした。

その手順を導く基礎となるのが『大全塵劫記』の後半に書かれている點竄術(てんざんじゅつ,縦書きの方程式論)です。

點竄術では、甲・乙・丙や子・丑・寅などを未知数とする(縦書きの)方程式を立て、それを解いて解を求めています。

そこに書かれた式は、未知数をx,y,zに置き換え、算用数字で表記すれば、縦のものを横にするだけで、我々が中学校や高等学校で普段目にする式になります。

明治政府は、数学については、日本古来の数学(和算)ではなく西洋数学(洋算)を採用しましたが、和算と洋算は異質のものではなく、洋算の導入が速やかにできたのは江戸時代に培われた和算の蓄積のおかげだと言えます。

「和算書の楽しみ II」では、『大全塵劫記』の後半に書かれた點竄術の解説を行います。

點竄術における式の記述法や式変形を、例題を読むことで理解していただければ、と思っております。

 

* 講 師: 菅原 邦雄 氏(大阪教育大学名誉教授)

* 開講日: 2024年5月12日(日)・ 6月9日(日)・ 7月14日(日)・ 8月11日(日)・ 9月8日(日)

(時間は各回15:00~16:30  なお、日程は変更になる場合が有ります)

 

* 受 講 料: 会員=無料   非会員=毎回1,000円

* 参加資格: どなたでも参加できます(部分参加可能です)

* 募集人員: 各回   会員=30名   非会員=10名 (どちらも先着順)

* 申込方法: 各回ごとにイベントアプリ 「 Peatix 」からお申込みください

 

※ 講義はZoom中継で開催します

※ 講義開催日が近づいてきましたら、イベントアプリ 「 Peatix 」で受講希望者を募集いたします