❖❖❖ 日本数学協会 オンライン講義 ❖❖❖
【新テーマ】 『 複素解析を学ぶための微積分入門 』
新テーマの講義は全6回を予定しています。
函数の微分可能性を複素変数の場合に拡張すると、函数は実変数の場合と劇的に異なる性質を持つことが示される。
複素変数の微積分は複素解析と呼ばれ、今日では数学の基礎的な位置を担っている。
複素解析を学ぶためには、通常の微積分以上に「限りなく近づく」ことの意味を正確に把握する必要がある。
今日、イプシロン・N 論法とかイプシロン・デルタ論法と呼ばれる論法は「限りなく近づく」ことの正確な意味づけを与える論法である。
この講義では、実変数の微積分を復習しながら、イプシロン・N 論法とイプシロン・デルタ論法を様々な局面で学び、身に付けることを目標とする。
特にこれらの論法が実数のもつ基本性質に基づいていること、さらに複素解析においても、その根底では実数が基本的に重要な役割をしていることを理解することを目標とする。
* 講 師: 上野健爾氏(四日市大学 関孝和数学研究所)
* 開講日: 2024年1月21日(日) ・ 2月4日(日) ・ 2月12日(月・振休) ・ 2月25日(日) ・ 3月10日(日) ・ 3月24日(日)
<日程>
講義Ⅰ 1月21日(日) 15:30 ~ 17:30 「 微積分の目指すもの 限りなく近づくとは何を意味するか? 」
講義Ⅱ 2月 4日(日) 15:30 ~ 17:30 「 連続函数と微分可能函数の性質について 」
講義Ⅲ 2月12日(月・振休) 15:30 ~ 17:30 「 テイラーの定理と無限級数 」
講義Ⅳ 2月25日(日) 15:30 ~ 17:30 「 定積分と微分積分学の基本定理 」
講義Ⅴ 3月10日(日) 15:30 ~ 17:30 「 実数のもつ基本性質 」
講義Ⅵ 3月24日(日) 15:30 ~ 17:30 「 オイラーの定理と複素解析入門 」
* 受 講 料: 正会員=無料 非会員=毎回1,000円
* 参加資格: どなたでも参加できます(部分参加可能です)
* 募集人員: 各回 正会員=30名 非会員=10名 (どちらも先着順)
* 申込方法: 各回ごとにイベントアプリ 「 Peatix 」からお申込みください
Peatix(ピーティックス) → < https://peatix.com/ >
検索欄に「日本数学協会」と入力して検索してください
* 応募締切: 各開講日の4日前(水曜日)までです
例) 1月21日分は1月17日(水)まで
※ 講義はZoom中継で開催します。
※ ZoomのIDとパスコードは、参加が確定された方だけに、各講義の前々日(金曜日)にメールで連絡します。